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  校長室通信                    新庄中学校校長:笹原啓一
 第43号〜2013/01/30〜
 先週の金曜日の夕方、学校に戻ったところサッカー部の生徒たちが一生懸命雪かきをしてくれていました。ありがたいなあと思って玄関に入りました。(私の知らないところで、生徒たちは様々なボランティアをしてくれています。)
 さて、玄関の柱に「新中仕草」「どこでも、だれにでも、あいさつし合う 平成24年度卒業生」のプレートが掲示されました。毎年生徒たちが考えた仕草が一つずつ残されていく予定です。毎年、卒業学年が残していきたい「新中仕草」を提案する。それが定着していって欲しいなと願っております。今年はまず一歩。「新中生として、大事にしていきたいことは何か。」を生徒たちが考え実行し、それが毎年積み上がるならば、いい学校になるだろうと思っています。
睦中学校を参観して                                            
 先週年休をとって、千葉県八千代市立睦中学校を参観してきました。睦中学校は、「学びの共同体」づくりを推進している学校です。「学びの共同体」という言葉は聞き慣れないと思いますが、提唱者である佐藤学先生(学習院大学教授、昨年までは東京大学大学院教授)の言葉を借りると、「学びの共同体の学校は、子どもたちが学び育ち合う学校であり、教師たちも教育の専門家として学び育ち合う学校であり、さらに保護者や市民も学校の改革に協力し参加して学び育ち合う学校である。」(岩波ブックレット「学校を改革する」佐藤学著から)とされています。
 新庄中も、子どもたちが学び育ち合い、教師も教育の専門家として学び育ち合い、そして保護者の方や地域の方から支えられて地域とともに学び育ち合う学校になればいいなと、願っています。
 睦中学校は、生徒数が約150人、おだやかな雰囲気の学校でした。地域の方々が様々な面で学校を支えてくれているようです。韓国から40人以上の方が、参観に来ていました。佐藤学先生とも少し話をすることができました。山形大学の森田先生を通して、新庄中学校でやっていることが伝わり、興味をもってくださっているようです。
 2月4日には、静岡県富士市立田子浦中学校の校長先生と職員の方が、新庄中を来校されます。田子浦中学校の研究会には、昨年参加させていただきました。生徒どうしが支え合っている、とてもいい雰囲気の学校でした。学校を変えようとしている他の学校とも連携して、ゆっくりと学校を変えていこうと思っております。

※10月30日に佐藤学先生をお招きして、新庄中で授業研究会を行う予定を立てております。佐藤先生には、たくさんの学校から指導の依頼が来ています。新庄中に来ていただけるのは、たいへんありがたいことだと思っております。せっかくの機会ですので、公開研究会にして、他校の方でも参加できるようにするつもりでおります。
 第42号〜2013/01/11〜
 一昨日、阿部技労員と教頭が中心となって、図書室前の庇から雪下ろしをしました。職員も手伝ってくれたので、短い時間で雪下ろしが完了しています。ちょうど、美術の時間だった3年生の子たちが、「先生、ごくろうさまです。」「がんばってください。」等の声をかけてくれました。こういうところが新中の良さだと思います。
 さて、3年生の実力テストの結果を見ると、興味深いものになっていました。5教科の得点を地区平均と比べると6月実施テストが+0.9点、8月実施テストが+7.6点、9月実施テスト+9.5点と順調に伸びているように思えます(2年生は、1回分だけ実力テストの地区平均がわかり、それをみると地区と比べ20点以上のプラスとなっています。1年生は地区平均がわかりません)。今の取り組みを継続して、力をつけていきたいと考えます。
集会で話したこと                                            
 1月7日の全校集会で、次のようなこと(概略ですが)を話しております。

 あけましておめでとうございます。
 今日は、私が中学生の時のことを話したいと思います。当時、机は2人で使うようになっていて、隣の男の友だちが私によく数学の問題などをきいてきました。その隣の子は、気持ちのやさしい子だったので、最初ていねいに教えていたのですが、そのうちだんだん面倒になって、「なんでこんなこともわからないんだ。」とバカにする気持ちをもつようになりました。教えるときも、なげやりに教えていたように思います。そしてそのときの事は、ずっと心に残っています。
 みんなには、私と同じようにはなってほしくないと思います。みんなの中に、「友だちに教えると自分がもっとよく分かるようになった。」と感想を書いてくれた人がいますが、教えられる人だけでなく、教える人も勉強がよくわかるようになります。それが今新中でやろうとしていることです。
 (・・・中略・・・:私が仕事で経験したことを話しています。どんな話をしたか、お子さんに聞いてみてください。)
 将来、みんなが会社に入るとき、面接を受けることがあると思います。その時、採用する人は、「この人と一緒に働きたい。」と思う人を採用することが多いのではないでしょうか。その時、できない人をバカにするような人と一緒に働きたいと思うでしょうか。
 みんなには、ぜひ他の人を支えることのできる人になって欲しいと思います。お互いに支えたり、支えられたりする、そういう学校を創っていきましょう。

 (なお、この日の集会では、愛修会役員から「3年生が創ってくれた新中仕草『いつでも、だれにでも、あいさつし合う』を実行していきましょう。」というよびかけも行われています。うれしいなと思います。)
 第41号〜2013/01/07〜
 あけましておめでとうございます。今年もどうかよろしくお願いいたします。
 年末年始、買い物をしたり初詣に行ったりしたとき、新中の生徒たちから「校長先生」と声をかけられ、うれしかったです。家族と一緒の時も多く、妻や娘たちからは「生徒からあいさつされる校長のようだ。」と思われたようです。あいさつしてくれた子たちに感謝です。
 さて、12月のことですが、2年生が立志式の際の言葉を考える参考にということで、「自分が大切にしている言葉」を2年生に紹介する機会を得ました。そこで、「誰にも負けない努力をする。」「私たちは微力だが、無力ではない。」という2つを伝えました。「誰にも負けない努力をする。」というのは京セラ名誉会長の稲盛和夫氏が大事にされている言葉で、私が苦しいと思っていた時に出会った言葉です。2年生の子たちに、仕事で自分の力のなさを痛感したことなどを話し、ずいぶん悩んでいたときこの言葉と出会い、自分は力はないけれど人一倍努力はしようと思ったことを話しました。生徒たちは、「校長先生がそんなに悩んだり、いやな思いをしたりしてきたのは意外だ。」と思った子たちが多かったようです。少しだけ2年生の子たちと気持ちが近づいたような気がしました。機会を作ってくれた、伊藤藍子先生に感謝します。
集会で話したこと                                            
 12月27日の全校集会で、次のようなこと(概略ですが)を話しました。

 ある会議で、齋藤同窓会長さんが、「新庄中は、評判が芳しくない時期もあったが、今、あちこちから新中立派だという声が聞こえてくるようになって、とてもうれしい。」という話をして下さいました。それを聞いてうれしく思いましたし、いい新中を作ってくれている生徒のみなさんと先生方に、校長としても、また新中の同窓生としても、ありがたいなと思っています。
 さて、「どこでも、だれにでも、あいさつし合う」という新中仕草を創ってくれたことをとてもうれしく思っています。この新中仕草ということについては、4月最初の職員会議で出していました。本当は、早く3年生に考えてもらい、5月の愛修会総会にかけてほしいと思っていましたが、先生方にも生徒のみんなにも仕草の意味を伝える時間がなくて、今年は正直創るのは無理かなと思っていました。でも夏休み前ぐらいから、仕草を創っていくことはいいことではないかという声が少しずつ出てきて、3年生の愛修会役員に相談し、今回創ることができました。前にも言ったことですが、新中仕草を何にするか、かなり一生懸命考えてくれたこと、ありがたく思っています。
 そこで、まず3年生へ。卒業までの3ヶ月、この仕草を大事にして生活してはどうでしょうか。ぜひ、自分たちが新庄中に残す仕草ということを大切にしてもらえたらと思います。
 2年生、1年生には、卒業生に感謝する意味でも、この仕草を実践していって欲しいと思います。創ったはいいけれど、実行できずに卒業してしまうということになると、3年生も心残りになるのではないかと思います。そういうことを考えて、残り3ヶ月過ごして欲しいと思います。
 第40号〜2012/12/18〜
 雪が降り、朝早く起きて雪かきをするなど、たいへんな季節になってきました。ただ、雪が降ってよかったなと思うこともあります。例えば、新庄中学校の生徒が全員校門を通るようになったこと。これまでは、北の方面から来た生徒たちの多くが、自転車小屋のところから学校に入っていました。ところが、雪のためその通路が使えなくなり、みんな校門から入るようになりました。朝、校門のところに立っていてあいさつをしながら全校生徒の顔を見ることができるようになり、うれしいなと思っています。
 今日(12月17日)、2年生保護者中心のあいさつ運動がありました。寒い中、集まっていただけること、あいさつ運動していただけることに感謝しております。登校する生徒の様子、先生方の様子を見てもらうことは、同じ事を何度も繰り返しますが、校長として本当にありがたいことです。この校長室通信などで、生徒の様子をできるだけ知っていただけるよう努めますが、あくまでも私の目を通したものであり、保護者の方が実際に学校に来られて見た様子とは異なることも多々あると思います。学校の様子をできるだけ見てもらうこと、気になったことを教えてもらうことは、とても大切なことだと思っています。あいさつ運動だけでなくもっと他にも、保護者の方にご来校いただき様子を見ていただく機会を今後増やすことができないか、考えていきたいと思います。
生徒たちの活動の紹介                                            
 今日(12月17日)、総合文化部の生徒たちが郵便局に行き、窓ガラスに自分たちが作った作品を貼ってきました。総合文化部の子たちが、季節毎にそういうことをしていることを、新庄中学校に赴任して初めて知りました。郵便局に行かれましたら、ぜひ生徒たちが作った作品(ディスプレイ)をご覧になってください。
 また、JRC委員会では、クリスマスカードを作って藥師園、中部保育所、ドリームネストに贈っています。たいへん喜んでくれたというお話をお聞きし、うれしく思います。年賀状の大きいのも作って正月前に持って行くということも聞いています。地域貢献の一つとして、とてもいいことだと思います。

保護者アンケートありがとうございました
 保護者アンケートに協力いただき、ありがとうございました。浅井教頭が結果をまとめたものを後日お知らせしますが、例えば「お子さんは楽しく学校生活を送っていると思いますか。」の問いに対して、前回同様、「そう思う」「ややそう思う」を合わせて93%の保護者の方から回答いただいたことをうれしく思っております。もちろん「そうは思わない」と回答された方が7%おられたことは、重く受け止めております。アンケート結果を通して、学校経営を見直していきます。独りよがりにならないためにもこのようなアンケートは貴重ですので、今後ともご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 第39号〜2012/12/04〜
 12月1日(土)、2年の保護者を中心にしたあいさつ運動が行われ、多数の方々に来ていただきました。ありがとうございました。保護者の方や地域の方にご来校いただくと、学校が活気づくような気がします。当日は「感謝の集い」が行われ、祖父母の方や地域の方に、生徒と一緒に餅を食べていただきました。緊張した子もいたかもしれませんが、お家の方や地域の方に見守られているという気持ちをもてた生徒が多かったのではないでしょうか。
 これからもできるだけお家の方や地域の方にご来校いただき、生徒とふれあう機会を設けることで、学校を活気づけていきたいと思います。
「感謝の集い」と3年演劇発表                                            
 12月1日、「感謝の集い」を行うことができました。祖父母の方や地域の方に、学校に足を運んでいただけたこと、画期的なことだと思います。これを実現するために、「新庄中を応援する会」の全面的なご支援のもと、保護者の方々がよく動いてくれました。校長として、とても心強く思います。感謝しております。
 新庄中卒だという地域の方は、私が新庄中卒業だということを喜んでくださり、古い校舎で唯一残っている技術室を見てなつかしがっておられました。
 「新庄中を応援する会」会長さんが持ってきて下さった豆絞りを頭に巻いた男子生徒による餅つきが、姉さんかぶりをし女子生徒の声援のもとに行われました。寒い中でしたが、おじいちゃん、おばあちゃんや、地域の方々に餅つきを見ていただけてよかったです。
 3年生の演劇もたいへん好評でした。新庄中を卒業した高校生が多数来ていたことも、うれしく思ったところです。いただいた感想から、いくつか紹介させていただきます。

子どもたちの演劇、音響、道具と、本格的でびっくりしました。忙しい中、子どもたち自身、本当に成長したことだろうと思います。ありがとうございました。
今日はどうもごちそうさまでした。とても楽しい時間を過ごしました。餅も大変おいしかったです。47年前の私の中学時代を思い出してしまいました。3年生の皆さん、ご苦労様でした。楽しかったです。
想像していたよりはるかに上手で、びっくりしました。3−Cが終わった時には、涙があふれてきました。本当にすばらしい演劇を見ることができて、感謝します。新中生のすばらしさを又感じることができた一日でした。
何度も練習した様子が伝わる発表会でした。楽しい中にも、テーマがしっかりあってとても良かったです。先輩たちがたくさん見に来ていたのもすてきでした。いつでもこうやって集まれる学校になるといいですね。
また、違った顔を見ることが出来て、楽しく思いました。いろいろな事で2年生には手本になってきたと思います。受け継いでもらいたいですが、いろいろな話が聞こえてきて、心配です。協力し合うのは良いことですね。3年生らしい、すばらしい姿でした。
受験を前にしてのこの時期、大昔になったあの頃の心理状態が思い出され、演劇を通して生徒たちの顔や動作から、心の成長が感じられたくましさを見せていただきました。思春期の落ち着かない時期、仲間との強い絆が得られるようで、新中の教育方針にありがたく思います。今日は楽しい時間、ありがとうございました。
子どもたちの明るく元気な姿、自信をもった発表、表現力に感動しました。「感謝の集い」は、まだまだ知名度が低いために、今年の口コミに期待したいと思います。地域に子どもが出て、ボランティアや貢献活動をすることにより、互いに心の交流する環境、雰囲気ができあがっていますので、あせらず続けていきたいものです。もうそこまで見えてきています。校長先生はじめ、職員の皆様と保護者の皆様に期待します。
 演劇をつくるに当たっては、生徒たちがさまざまな葛藤を経験しています。それを仲間と苦労しながら乗り越えてきて、当日の演劇発表になっています。さまざまな方から、「演劇、良かった。」と褒められて、3年生の子たちは本当にうれしそうでしたし、報われた思いをしたのではないでしょうか。3年生の子たちに言ったのですが、20歳、33歳、42歳など、節目節目の年に同級会をしたとき、この演劇は必ず話題になることでしょう。この演劇を通して、生徒同士のつながりがぐっと強くなり、卒業後もそれが続くことでしょう。こういう体験ができる新庄中の生徒は幸せだと思います。
(演劇指導をしていただきました、渡部泰山先生、田中美喜先生ありがとうございました。)
 第38号〜2012/11/29〜
 11月26日(月)に愛修会の引き継ぎ式が行われました。3年生の愛修会役員が一人一人、自分たちのやってきた愛修会活動を振り返り、たいへんだったことや後輩への激励などを述べています。それを聞いて、役員の子たちが新庄中を良くしようと頑張ってきたことが伝わってきました。「委員長として、うまくみんなを引っ張っていけなかった。」等の反省もありましたが、それだけ「いい新庄中をつくりたい。」という強い気持ちをもって活動をやってきたことがよくわかる引き継ぎの言葉だったと思います。
 3年生の気持ちは2年生、1年生に伝わっていくと思いますし、「新庄中を自分達の手で良くしたい。」という生徒が数多くいることは、私にとってとても心強いものがあります。「新庄中が地域の人から褒められる学校になっているのは、自分たちの力ではなく、生徒みんなや先生たちのおかげです。」と言ってくれた役員の子もいました。そういう言葉が集会で出てくる学校は、すてきな学校だと思っています。
愛修会リーダー研修会について                                            
 11月16日(金)に、リーダー研修会が行われています。
 研修会の内容は、開会式で趣旨を説明し、閉会式で総括を行った他に、
グループ討議  「平成24年度新中仕草について」
引き継ぎ    ・旧役員から新役員へ
          ・年間計画(12〜3月)の見直し
          ・12月の委員会に向けて
3年生解散式  ・旧会長から激励のあいさつ
          ・新会長からお礼の言葉
体験活動     ・合唱練習
というものでした。職員は全員これに参加し、役員をサポートしています(私だけ、叔父の告別式が当時あり、たいへん残念でしたが参加できませんでした)。職員からこの研修会についてのコメントをいただいているので一部ですが紹介します。
・前期会長らと問題を話し合う時間があり、3年生の問題意識の高さに驚かされました。きっとこれからの2年生のリーダーたちも「こうなっていきたい。」という姿が明確に見えた事と思います。素晴らしい研修会でした。
・担当者を明記したことや休憩時間をきちんと設定したことが良かった。これからも全員でリーダーを育てるという姿勢を大切にしたい。
・新中仕草の話をもっと時間をかけて、皆で決定までいけたら深いものになったのではないかと思いました。
・愛修会役員が本気で考えて、自分たちの学校を良くしていこうという姿勢が見られて良かった。リーダーの資質向上とともに、フォロアーの意識を高める活動があるとなお良いと思う。

 最後に、参加できなかった私の、役員へのメッセージを紹介します。
(愛修会役員のみなさんへ)
 みなさんに一つ聞きたいことが あります。
 学校って、何ですか?学校は、何のために存在するのですか?
 この問いに、みなさんはどんな答えをだしますか?
 私の答えは、「学校は、そこで学ぶ児童や生徒と、そこで働く職員を幸せにするためにある。」というものです。そういう思いをもって、校長という仕事をしています。
 新庄中で学ぶ生徒のみなさん、そして新庄中で働く職員のみなさんが幸せになるための学校、そういう学校を創りたいと思っていますし、努力しています。
 みなさんの答えと違っていたかもしれませんが、ぜひ、生徒も職員も幸せになる新庄中学校を創っていくために、役員として努力を積み重ねていってほしいと思います。
 これから、新役員のみなさんとはいろいろなことを相談していきたいと思っています。
「生徒も職員も幸せになる学校」を創るために、一緒に努力していきましょう。
 第37号〜2012/11/27〜
 3年生の演劇練習が行われています。この練習に、渡部泰山先生、田中美喜先生が来てくれて、指導をしてくれています。練習の様子を見ていると、渡部先生からは元気と情熱を、田中先生からはあったかさを生徒たちはもらっているように見えます。そういう支援をもらえる3年生の子たちは恵まれているし、同時に3年生の子たちの良さが渡部先生や田中先生に伝わっていると思います。
 劇をつくる過程で、さまざまな課題が出てきていますが、それを生徒たちが友だちと協力して、少しずつ解決しているようです。演劇をつくることを通して、生徒たちの結びつきが少しずつ強くなっているようにも思えます。3年生にとって、いろいろな意味で思い出に残ることでしょう。
 ご承知のように、12月1日当日は「新庄中を応援する会」の支援を受け、PTA主催で祖父母の方や地域のお年寄りの方に生徒と一緒に餅を食べていただく「感謝の集い」も行われます。新庄中学校を応援してくださる方々に、心から感謝いたします。
(私の)夢が叶う学校 〜新中仕草決定〜                                          
 「校長室通信No.21」で紹介しましたが、夏休み前の集会で「江戸仕草」について話をしました。相手を思いやる気持ちから生まれた「江戸仕草」であること、江戸時代の人は、見知らぬ相手でも自分とつながっていると感じていたことなどを話し、新庄中でも「新中仕草」をつくっていきたいということを生徒に伝えました。
 これを受けて、3年生の生徒たちが愛修会役員を中心に繰り返し何回も話し合いを重ねてきました。最後は3年生の愛修会役員と2年生の新しい愛修会役員とが一緒になって「新中仕草」について話し合い、平成24年度の「新中仕草」を決めてくれました。
 今回決定した「新中仕草」は、平成24年度卒業生が新庄中に残す物になります。鏡君が今日(11月26日)の集会で、趣旨を説明してくれました。内容は次の通りです。

 大変遅くなりましたが、平成24年度の新中仕草が決まったので発表します。新中仕草は「どこでも、だれにでもあいさつし合う」に決まりました。なぜこの仕草になったかというと、学校内ではもちろん、地域に出たときに知らない人にでも積極的にあいさつができる。そして、あいさつをするだけでなく、相手にあいさつされたら、しっかり返すことができるようになってほしいと思います。1年後、2年後には、新中生は、「あいさつをどこでもだれにでもできる」と広まれば、本物の新中仕草になると信じています。これからも新中がより良い学校になっていくように、新中仕草を通して、地域に発信していきましょう。

 聞くところによると、下級生があいさつをしてから上級生があいさつを返すのを、上級生からあいさつをしようという気持ちも入っての「新中仕草」だそうです。今の新中にふさわしい「新中仕草」ずっと考えてくれた生徒たち、本当にご苦労さまでした。また、私の夢を叶えてくれたこと、感謝します。
                                            (江戸仕草:傘かしげ)
 第36号〜2012/11/21〜
 11月15日で、3年生保護者を中心としたあいさつ運動が終わりました。来ていただきました保護者の皆様、本当にありがとうございました。繰り返し言っていることですが、保護者の方々に学校に来ていただき、生徒や教職員の様子を見ていただけることは、校長にとってたいへんありがたいことです。来ていただくことで、生徒も教職員も元気づけられますし、来校された際、気づかれた事等をお話しいただければ、今後の学校運営に役立てることができます。
 12月からは、2年生保護者を中心としたあいさつ運動になります。寒い中でのあいさつ運動になりますが、参加いただければ幸いです。どうかよろしくお願いいたします。
問題が起きるということ・・・(その2)                                            
 この「校長室通信」12号で、「問題が起きるということ」というタイトルで、私の考えを紹介しました。「問題は起きない方がいいとは思うが、問題が起きたことによって、自分のやりかたを反省したり、相手のことを深く考えるようになったり、生徒自身が成長するきっかけになることは多いと思っています。」という内容でした。
 これまでの生徒の様子を見ていると、友だちのことで悩んだり、ささいなことからトラブルになったりするなど、さまざまなことが確かにあります。ただ、問題が起きたことがきっかけになって、人間的に成長していく生徒の姿をみると、問題が起きたことはその子にとって必要なことだったなと思えることもあります。
 問題が起きたときは、その子が自分自身を振り返る時間を十分に作っていきたいと考えます。自分のやってきたことやこれからの自分のあり方など、深く考えた生徒ほど、大きく成長していきます。また、一人の先生に問題を起こした子を任せるのではなく、職員みんなでその子のことを考えるようにもしています。新庄中はそういう職員間の連携ができている学校だと思っています。
 保護者の皆様には、ぜひお子さんの成長を長い目で見ていって下さるようお願いいたします。
ご覧になったと思いますが・・・
 「愛修会TIMES☆」はすでにご覧になったと思いますが、3年生の執行部の子たちのメッセージを再度紹介させてください。会長、副会長、議長、副議長、事務局長のメッセージですが、委員長さんや団長さんたちも含め、役員の生徒たちがよく愛修会を引っ張ってきてくれました。役員同士で、いろいろなことを相談し、実行していたようです。いい活動をしてくれたこと、校長としてたいへん感謝しています。

(会長:鏡君)
 僕は、愛修会会長として、約1年間務めてきました。今年は地域に元気を発信するためにあいさつ向上を目指し、活動してきました。活動の中で衝突することもあったけど、今では、地域の方々から「新中よくなったね。」と言われるようになりました。今となっては、会長を務めてよかったと思います。後期のみなさんには、もっと良い学校にしてもらいたいと思います。  

(副会長:阿部さん)
 私は今まで愛修会副会長を務めさせていただきました。「学校を良くする。」というのは、言葉では簡単に言えますが、実際は本当に大変です。今、新庄中が地域の方々に褒めてもらえるのは、もちろん私たち執行部だけの力ではなく、新中生全員、そして先生方の協力があってこそです。この事を忘れずに新役員のみなさんは活動をしてください。

(副会長:伊藤君)
 愛修会副会長を約1年間務めて、あいさつを活発にするためにたくさんのことを考えました。活動を考えたり、工夫したりすることは、とても難しかったけど、みんなで協力して、頑張ることで、いろいろな行事を成功させることができました。役員としての活動はとても良い経験になりました。新役員のみなさん、これから頑張ってください。

(議長:佐藤さん)
 私は議長としてこの一年間務めてきました。「どうしたら新中が良くなるのか」、意見がたくさん出る中で進めるのが大変なときがたくさんありました。しかし、執行部のみんなと協力して、活発に活動することができました。そして、さらに良い新庄中をつくることができたと思います。新中生全員で、これからも新中の前進に努めてほしいと思います。これから頑張ってください。

(副議長:齊藤さん)
 副議長という役について一年間、愛修会の仲間といっしょに学校のリーダーとしてがんばってきました。副議長という役職は私の代で最後です。後期からは議長が二人になります。今までのスタイルと変わりますが、後期の人達には、自分達らしくがんばってもらいたいです。新中がもっと良い学校になるように応援しています。

(事務局長:森君)
 僕が事務局長を務めて、愛修会のみなさんと一緒に生活できて良かったです。色々失敗もありましたが、みなさんの支えがあって何事も無くこれまでやってこれました。次は、今の2年生が頑張って、1、3年生が支えていきます。頑張ってください。

 本当にご苦労さまでした。森君が書いてくれたように、新役員を支えてくれるよう、よろしくお願いします。

  
 ’12校長室通信 1〜6号 7〜12号 13〜18号 19〜24号 25〜30号 31〜35号 36〜43号
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