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  校長室通信                    新庄中学校校長:笹原啓一

 第35号〜2012/11/16〜
 3年生の子たちが、家庭科の保育実習として、保育所や幼稚園の子たちと交流しました。中部保育所には3年生が出向いて、大手幼稚園、マルコ幼稚園の園児には新庄中に来てもらっての実習でした。3年生のどの子も表情がびっくりするぐらい柔らかで、いいなと思いました。幼い子と接して、生徒一人一人の心の奥にあるやさしさが出ていたように思われます。ご協力いただいた、保育所と幼稚園の先生方に感謝申し上げます。
先輩との交流、地域の方との交流                                            
 2年生の修学旅行のプログラムの一つに、都内で働いている新庄中の先輩方を訪問するというものがありました。先輩方の働いている職場、東京音楽大学、ヤマハ音楽振興会、秋田書店、TBS、厚生労働省、文藝春秋、博報堂など、さまざまなところに、生徒たちが行っております。
 訪問が終わって、その日のうちに、私の同級生(この方のところにも、生徒が訪問しています)からメールが入りました。メールの一部を紹介しますと、「職場訪問の件、本日無事に終了いたしました。お土産まで頂戴いたしまして恐縮です。40数年前を思い出してなぜか涙が出る思いでした。」と書いて下さっていました。
 生徒にとって、とても勉強になった職場訪問だったようですが、先輩の方々にとっても、後輩が新庄を紹介するパンフレットなどをもって来てくれたことは、感慨深かったのではないかと思います。いいプログラムだったと思います。(生徒が作ったパンフレットは、とてもいいものでした。パンフレットを見た先輩方がなつかしく思われたのではないでしょうか。)
 また、11月6日に1年生の子たちが、新庄市のよさを探る総合学習として、市役所はじめさまざまなところに行って取材をしてきています。いくつかテーマと訪問先を紹介します。

「新庄祭りの囃子について」「カド焼きについて」・・・新庄市役所観光課
「くじらもち、あじさいせんべいについて」・・・深田菓子店、橋菓子店
「指首野川について」・・・ボランティア活動をしている地域の方々
「東山焼きの歴史など」・・・東山焼き
これも、訪問先の方々から、「新中生、よかったよ。」というお褒めの言葉をいただいています。
 新庄中では、これからも、地域の方や新庄中の先輩方など、学校外の方々と生徒がつながる教育活動を大事にしていきたいと思います。
(雑 感) 
 ご存じのとおり、新庄中の生徒数は268名です。校長は授業をもっていないので、生徒一人一人と話をする機会がなかなかありません。1年生の数学の授業にTTで入ったり、2年生や3年生の理科の授業をさせてもらったりはしているのですが・・・。
 せめてと思っているのが、朝、一人一人へのあいさつです。できるだけ、生徒の目を見てあいさつしようとしているのですが、できないことも多いです。これからも、朝の校門でのあいさつを大事にしていきたいと思います。
 第34号〜2012/11/07〜
 10月31日(水)に、山形大学国際事業化研究センター副センター長の柴田孝先生を招き、文化会館小ホールで新中生徒を対象に講演会をいたしました。ねらいは、
 ○ 今世界がどんな社会になっているか、その中でどんな力が必要となっているか等を知る。
   (→変化する社会でも生きぬく力を育てる教育の一助とする)
 ○ 日本において必要とされる仕事の変化を知り、自分の将来を考える。
(→社会で仕事をする意味を考えさせ、キャリア教育の一環とする。)
 ○ 日本の得意としている物づくりについて知る。
   (→物づくりに対する関心を高める。)
というものです。柴田孝先生は、NECで初のノートパソコンを開発した方で、たいへんおもしろい話をしてくださいました。1年生の何人かに聞いたら、「少し難しかった。」ということでしたが・・・。 
 柴田先生と校長室でいろいろな話をしましたが、「今、知恵を身につけることが大事な世の中になっている。」「誰にも負けない努力をすることが生きていくことの根本。」など、私の考えと共通するところが多く、勇気づけられました。
 「校長先生、基本理念を持っている学校は初めてです。すごいですね。」と褒めてももらいました。ちなみに、新庄中の基本理念を「学校はそこで学ぶ生徒とそこで働く職員を幸せにするためにある。」としています。注目していただき、たいへんうれしく思いました。
新庄小5年生の新庄中訪問がありました                                           
 11月6日(火)に、新庄小の5年生が新庄中を訪問してくれました。1年生と3年生の授業を参観し、私の話を聞いた後、英語の授業を受けております。
 私の講話では、新庄中の紹介として、「生徒たちの地域に貢献するという意識が強い学校である。」こと、「お互いに助け合い、支えある学校づくりをしていること。」を話しました。その後、「みんなが新庄中に入学したとき、どんな新庄中学校になっているといいですか?」と聞いたところ、次のような答えが返ってきました。
先輩、後輩関係なく、あいさつができる学校
明るい学校。気持ちが明るく、表情も明るく生活できる学校。
(ちなみに、「授業を見て、中学生の様子はどうだった?」と聞いたところ、「明るかった。」という答えでした。)
校長先生が言ったように、助け合ったり、支え合ったりして、親切な学校。
いじめがなく、仲が良い学校。
 礼儀正しく、明るくて、なかなか元気な5年生でした。英語の体験授業では、みんなで協力して活発に取り組んでいました。入学してくるのが楽しみな子たちだと思います。
 また、5年生の子たちから出された、「こういう学校であって欲しい。」という気持ちを大事にして、これからの学校づくりに努力していきたいと思います。
 第33号〜2012/11/1〜
 10月28日に行われました合唱祭に、たくさんの保護者の方々、地域の方々に来ていただき、誠にありがとうございました。合唱が終わった後のたくさんの温かい拍手、生徒にとっても私たち教職員にとっても勇気づけられるものがありました。また、来ていただいた方も、PTA合唱に参加いただいた方も、例年より多かったとお聞きし、たいへんうれしく思っております。閉祭式でも申し上げましたが、学校に足を運んでいただき、生徒の様子や学校で行われている教育の内容等を見ていただけるのが、校長として一番ありがたいことです。今後とも、よろしくお願いいたします。
授業に対する生徒の考えや思い                                            
 校長室通信で何回か紹介していますが、今年、新庄中では4人グループで課題を考えさせ解決させるスタイルの授業を取り入れています。このような授業を取り入れているのは、主に次のような理由によるものです。
教師が説明する時間が長い授業では、わからないままで終わってしまう生徒が出てしまうことが多い。
お互いに協力して(支え合って)学習を進めることで、生徒の社会性が育まれる。(社会に出てから必要な力の一つだと考えます。)
「分からない」という子に「分かる」と思っている子が説明することで、「分かる」と思っている子の理解が深まる。(他の人に自分の考えを説明できる力も、社会に出てから必要な力の一つだと考えます。)
ただ、そういう授業に対して、生徒たちがどんな考えや思いをもっているかわからないので、全校生にアンケートをとってみました。その結果を紹介させていただきます。

 まず、「授業のわかりやすさ」について。
ア わかりやすい(34.6%)  イ 少しわかりやすい(46.1%)
ウ 少しわかりにくい(15.0%)  エ わかりにくい(4.3%)
 次に、「授業のおもしろさ」について
  ア 「おもしろい」(30.3%)  イ 「少しおもしろい」(54.5%)
  ウ 「少しつまらない」(12.2%)  エ 「つまらない」(3.9%)
 次に、「グループでやる授業をやりたいか」について
  ア 「もっとやりたい」(44.9%)  イ 「どちらでもよい」(49.2%)
  ウ 「やりたくない」(5.9%)
という結果になりました。

 生徒の考えていること、思っていることについて、自由記述で書いてもらいましたので、その中から、いくつか拾って紹介いたします。
私はもっとグループ学習をしたいです。自分は勉強が苦手で、一人でやっていると分からなくて、つまずいたりするけど、グループ学習をするようになって少し勉強が分かるようになってきました。小学校では、あまりグループ学習じゃなくて、分からなかったけど、今分かるようになってきたので、私はもっとグループ学習を増やしていったらいいと思います!!。
自分が人に教えることによって、自分も勉強になるし、人から教えてもらうと、分かりやすかったり、楽しく学べていい!!と思う。
みんなで考えると解けるようになるので、すごくいいと思う。グループでワークをしたり、問題を解いたりする授業がいいと思います。
グループにすると、自分で考える時間と、みんなで考える時間が同時にできるので、すごく考えるのが楽になって、今まで思いつかなかったことを考える余裕もでるので、すごく楽しいです。それにわからないところを教えてもらう時間が今までよりもたくさんとってもらえるので、うれしいです。
前は一人で考えてわからない所をがんばってわかるようにしていたけど、今はグループだからよくわかっていい。
意見がいろいろでおもしろいし、グループでの教え合いとかも友だちが分かりやすく説明してくれたり、友だちに教えたりして、普段話さない人とかとも話せて、いろんな事を学べていいと思います。
みんなで答えを求めていくことができるから、自分にとっても説明力がつくし、相手も理解することができるから、とてもいいと思います。
グループ学習をしたことで、分からない問題などを改善できてきていると思います。ですが、ぼくの身の回りのある班では、グループ学習なのに、学習せず、しゃべっている人もみられます。そこをなおせば、もっといい学習になると、ぼくは思います。
正直言って、あまりグループ学習は好きではない。わからないところを聞きやすい人と、聞きにくい人がいるから。それにグループ学習中、授業と関係のない話をしている人たちもいるから。
私は、グループ学習で他の人に教えている時間があれば、自分の勉強をしたいと思っています。先生も「グループの人に聞いて」と言って細かく教えてくれないので、あまり分からないし、前の授業の方が私は楽しいし、理解できました。
グループだとやりにくい。一人の方が集中できるし、分からなかったら、隣の人や近くの人に聞けるから、グループにならなくてもいいと思う。
 アンケートを通して、生徒のいろいろな考えや思いに触れることができました。「グループ学習はやりたくない」という生徒も6%いることを踏まえて、授業づくりを考えていきたいと思います。具体的には、グループで考えたり、解決したりするのにふさわしい学習内容、みんなで考えることが必要な学習内容等を、教師が準備する必要があると思います。学校で一番大事な教育活動は「授業」です。どうか見守って下さるようお願いいたします。

 第32号〜2012/10/19〜
 10月31日(水)に、山形大学国際事業化研究センター副センター長の柴田孝先生を招き、文化会館小ホールで新中生徒を対象に講演会をいたします。ねらいは、
 ○ 今世界がどんな社会になっているか、その中でどんな力が必要となっているか等を知る。
(→変化する社会でも生きぬく力を育てる教育の一助とする)
 ○ 日本において必要とされる仕事の変化を知り、自分の将来を考える。
(→社会で仕事をする意味を考えさせ、キャリア教育の一環とする。)
 ○ 日本の得意としている物づくりについて知る。
(→物づくりに対する関心を高める。)
 柴田孝先生は、NECで初のノートパソコンを開発した方で、たいへんおもしろい話をしてくださいます。生徒たちの考え方の幅を広げることができればいいなと思っています。保護者の方で、ぜひお話をお聞きしたいという方は、当日午後2時から3時20分までの講演予定ですので、生徒と一緒にお聞きください。(小ホールですので、少々窮屈になるかとは思いますが・・・)
愛修会の役員が入れ替わりました                                            
 10月18日に、新しい愛修会役員の認証式が行われました。私が認証状を渡すと、新役員一人一人が決意の言葉を述べてくれました。いずれも、「新庄中のために自分はこんなことをしたい。」という内容のもので、意欲を感じさせられるものでした。ぜひ、新庄中をいい学校にするためにがんばってほしいと思います。これからの活躍を楽しみにしています。
 3年生の旧役員のみなさん、ご苦労様でした。愛修会総会の準備や愛修会テーマの看板作りなど、一生懸命やってくれて、ずっと新庄中を引っ張ってくれました。心から感謝します。役員引き継ぎがこれから行われますが、今後も新役員を支えてくれるようお願いします。

最近うれしかったこと
 先日、ある方から「新庄中の生徒、すばらしいやあ。」と言われました。その方が「わくわく新庄」でスポーツをしていると、新庄中の部活の生徒が来て、とてもいいあいさつをしてくれるということでした。また、東山体育館で同じように卓球などをしていると、体育の授業で来た新中生徒が、これもまたいいあいさつをしてくれ、仲間の方たちと一緒に「新中立派だ。」と言っていたということでした。その方は、新中学区の方ではありません。普段、新中生を見かけることはなかったわけですが、部活や体育で新中生が体育館などに出かけるようになり、新中生の姿を見かけるようになったわけです。褒められてとてもうれしく思い、そのことを認証式の後、「こういうことがあったよ。」と生徒たちに話をしました。
 第31号〜2012/10/16〜
 30号でミシンを届けて下さった保護者の方がおられたことをお知らせしましたが、さらに別の保護者の方がミシンを届けてくださいました。保護者の皆様に、さまざまなお気づかい・お心づかいをいただいておりますことに感謝いたします。
 また、新庄中学校第16回卒業生有志の方々から、「新庄中を応援する会」に10万円を寄付していただきました。この16回卒業生の方々は、同期が400名ほどいたそうですが、何十年ぶりかで同期会を開いたところ100名ほど集まったそうです。その方々から寄付を募ったということでした。新庄中で一番生徒数の多かった時の卒業生の方々のようで、100人も集まるなんてすごい学年だなと思いました。「新庄中を応援する会」と相談して、生徒のために有効に使わせていただきたいと思います。ありがとうございました。
自分たちの手で運営 〜部活動〜                                            
 新庄中の部活を、生徒が自分たちで運営する部活にしたいものだと考えています。顧問の先生やコーチに言われたからするのではなく、自分たちで部活をどう運営するかを考え、練習していく、そんな部活にできないかなと思います。そういう兆しがみえる、最近の部活の様子から2つの例を紹介します。

(卓球部)
 卓球部では「卓球便」というたよりを三原さんや庄司さんたちが作成し、部員に配布しています。今回紹介するのはその第2号で、9月5日に部長を中心に個人面談を行った内容を紹介しています。そして「卓球便 第2号」に、「部活動で困っていること」と「部活動に期待すること」の二つを載せました。そのうち今回は「部活動に期待すること」を紹介いたします。号を重ねる毎に、自分たちで部を創っていくという意気込みが感じられます。
(部活動に期待すること)
・人間関係を上手に作れる能力を身につけたい。・卓球をもっと好きになりたい。試合で勝ちたい。
・思いやりや精神力を鍛えたい。 ・練習したことが試合でできるようになりたい。
・後輩をしっかり指導できる先輩になりたい。
・何事にも一生懸命取り組める部活動にしていきたい。
・部員みんなが仲の良い部活になって欲しい。
・できないことが、できるようになる。成長した自分になる。
・試合で勝てる技術を身につけたい。
・協力し合える、仲間を大切にできる部活にしていきたい。
・正確に打ち返せるようになりたい。 ・相手のことを気にかけられる人になりたい。
・合宿をしてみたい。

(ソフトテニス部)
 ソフトテニス部では、「『品位のあるチーム』を目指す その1」というプリントを細谷君が作成し配りました。新庄中の校訓「品位のある人」を意識してくれた、とてもいい文章ですので紹介します。
「ありがとう」
 あいさつは、礼儀の基本。その中でも最近、チームの中でしっかり感謝を表しているのが少ないのではないかと思いました。
 ありがとうは、ストレートに感謝を伝えられる言葉。その語源とは何でしょうか。江戸しぐさの中にも、ありがとうに対することが書いてありました。

 (中略)

 どうでしょうか?「めったになく尊いこと」だから、有り難しなんですね。感謝の気持ちをあらわすのは、とても大事なこと。指導してもらっている側として感謝することはもちろん、場所を提供してくれている管理人の方や、それを裏で支えている保護者の方への感謝をあらわす事こそ、「勝つ資格」や「品位のあるチーム」になれるんじゃないかと思います。

このように、さまざまな部で自分たちの活動をふりかえり、いい部を作っていってほしいと思います。

  
 ’12校長室通信 1〜6号 7〜12号 13〜18号 19〜24号 25〜30号 31〜35号
 新庄中学校の様子をお伝えしています。文書内容で不都合があれば、学校までご連絡ください。
 
 
 
   
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