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  校長室通信                    新庄中学校校長:笹原啓一
 第24号〜2012/09/05〜
 9月3日に、3年生保護者中心のあいさつ運動とボランティアの方々による読み聞かせが行われました。
 暑い朝でしたが、3年生保護者の皆様、集まっていただきありがとうございました。前にもこの通信に書きましたが、学校に来て生徒や職員の様子を見ていただけるのは、たいへんありがたいと思っています。どうかよろしくお願いいたします。
 読み聞かせの今回が3回目となります。生徒にとって、これまで読んだことのない本を読んでいただけるのでこれもたいへんありがたいことだと思っています。これから毎月読み聞かせが行われます。いろいろな本があることを知ることができ、私自身楽しみにしています。
いじめについて                                            
 保護者の皆様からいただいたアンケートの中に、「いじめの問題が心配だ。」という声がありました。大津中学校などの事件もあり、保護者の方々が心配されるのも当然だと思います。このことについては、次のようなことを考えています。
生徒たちは思春期の中におり、傷つきやすかったり、子どもどうしのトラブルが起こりやすい時期と考えています。ちょっとしたささいなことから、いじめにつながることは十分ありえるという考えをしています。
いじめは、「いじめられる子」も「いじめる子」もどちらも不幸になっていると考えます。また、「まわりでみている子」も同じです。いじめを起こさないために、教職員は全力で子どもたちを支えていきたいと考えます。私はよく「ケアする」という言葉を使うのですが、生徒へのケアをしっかり行っていきたいと考えます。
そのためには、生徒に関する情報を密にすることを大事にしています。生徒一人一人をみんなで褒めていきたいと思います。生徒ががんばったことなどを職員みんなが知ることで、みんなでその子を認めたり褒めたりすることができると考えています。
いじめに限らず何でもいいので、心配なことがありましたら、職員にお知らせいただければと思います。保護者の方からの情報はとても大切です。苦情でもかまいませんので、教えていただけるとたいへんありがたいです。
保護者の方には、いつでもいいので学校に寄っていただき、子どもの様子等をみていただければと思います。学校を訪問された方には、できるだけ学校を案内し、子どもの様子を見ていただくようにしています。訪問された方から「なるほど」と思えることを示唆いただくことも多いです。
 こんなことを実践しておりますので、お気づきのことなどありましたらお知らせ下さるようよろしくお願いいたします。
「教師十戒」                                            
 4月当初の職員会議で、長野県の教師をされた毛涯章平先生(大正12年生まれ)が作られた「教師十戒」を職員に紹介しています。
子どもをこばかにするな。教師は無意識のうちに子どもを目下のものと見てしまう。子どもは一個の人格として対等である。
規則や権威で、子どもを四方から塞いでしまうな。必ず一方を開けてやれ。さもないと、子どもの心が窒息し、枯渇する。
近くに来て、自分を取り巻く子たちの、その輪の外にいる子に目を向けてやれ。
ほめることばも、叱ることばも真の「愛語」であれ。愛語は、必ず子どもの心にしみる。   
※愛語・・・相手の身を思いやって吐き出すことば
暇をつくって、子どもと遊んでやれ。そこに、本当の子どもが見えてくる。
成果を急ぐな。裏切られても、なお信じて待て。教育は根くらべである。
教師の力以上には、子どもは伸びない。精進を怠るな。
教師は「清明」の心を失うな。ときには、ほっとする笑いと、安堵の気持ちをおこさせる心やりを忘れるな。不機嫌、無愛想は、子どもの心を暗くする。   
※清明・・・自然で明るく、ゆったりすること
子どもに素直にあやまれる教師であれ。過ちはこちらにもある。
10 外傷は赤チンで治る。教師の与えた心の傷は、どうやって治すつもりか。
 この一つ一つに身につまされることが多く、この「十戒」を大事にしていきたいと、いつも思います。
お 願 い
 職員に何度か次のような話をしています。
・お酒を飲むときは、夜遅くまで飲まないこと。
・次の日部活などがなく、午前中寝ていることができる時でも、緊急に車に乗らなければならない時もある。そんな時もし酒気帯び運転となったら、懲戒免職となる。

 県教育委員会に在籍していた時、さまざまな懲戒処分を担当してきました。その中には、例えば、人柄が良く、生徒からも保護者からも好かれている先生が、夜遅くまで酒席につきあい(性格が良いため、早くは帰れなかったようです。)、つい車を運転して免職になったものもありました。新庄中の職員には、「自分と家族を守れ!」と言っております。職員と保護者の方と懇親を深める機会も多くありますが、遅くまでお酒を飲んでいる職員がもしおりましたら、「早く帰れ。」と諭していただければ幸いです。これからの山形の教育を担う大事な人材ですので、どうかよろしくお願いいたします。
 第23号〜2012/09/04〜
 8月23日、地区校長会、最上教育事務所、新庄警察署の三者で、新庄市内のお店をまわり、お店の方から中学生や高校生の買い物の様子などを聞きました。その中で、いくつかのお店から、高校生や中学生の万引きがあるという情報をいただいています。服や化粧品などを盗まれるので、気になる子がいれば声をかけるなど自衛策をとっている、お店の売り上げに大きな影響があり、そういう実態をぜひ保護者の方にも知らせて欲しいという話もありました。
 生徒たちには、お店が困っていることや、高校生や中学生をお店の方が注意して見ていることなどを伝えていきます。お家の方からもぜひ注意を呼びかけて下さるようお願いいたします。
わからないから教えて                                            
 新庄中では、授業で4人グループをつくり、自分の考えを伝えあったり、わからないところや疑問に思うところを生徒同士で教えあったりする授業を少しずつ増やしていこうとしています。例えばプリントの問題を解く時も、一人だけで問題を解くのではなく、隣同士で「ここわからないから教えて。」と質問しあいながら問題を解いていくような授業です。こういう授業をすると、わからない生徒がわかるようになるだけでなく、教える生徒も自分のわかっていることを再確認でき、両方の子どもたちの力が伸びていきます。
 私が教育事務所で勤務していた時、最上地区内の小中学校の授業を参観する機会がたくさんありました。先生が教科書の内容を説明し、生徒に質問する、ポイントを板書する、それを生徒がノートに写すというパターンが、中学校の授業では多かったように思います。かわいそうだなと思うのは、授業の内容を理解していないなと思える子が、黙々と板書されているものをノートに写している姿を見る時です。「わからない」生徒は、自分から「わからない。」とはなかなか言えません。そのため「わからない」まま時間が過ぎていき、授業が苦痛の時間になっていくように思います。もっと、「わからない」ということを大事にして、それをみんなで考えていくような、それによって内容が深まるような授業を増やしていきたいと考えます。
 夏休み前から、1年生の数学の授業にできるだけ出るようにしています。今、1年生の数学は3人先生がついて授業が行われていますが、私も加わると4人で教えることになります。割り算が苦手な子、分数の約分があやしい子、正負の計算がよくわかっていない子など、「わからなさ」が多様です。これだけ多様だと、「わからない」のだけれど隣の子にきけないという生徒も少なくありません。そういう子たちには、4人の先生がマンツーマンで教えるようにしています。私も教えていて、少しで   も生徒が「わかった」という表情になると、うれしく思います。また、「わからない」子に隣の子が一生懸命教えている姿をみると、とてもうれしくなります。
 今、新庄中でやっていることを2年、3年と続けると、「わからないから教えて。」と堂々と言える生徒がどんどん増えていき、みんなの学力が高くなっていくと考えています。そのような授業づくりを進めていますので、どうかご理解のほどよろしくお願いいたします。
 第22号〜2012/08/28〜
 8月24日、家内の実家で山車を見ていたとき、「校長先生」と呼びかけてくれて、手を振ってくれた子たちがいました。また、同じように私を見つけて、「校長先生だ。こんにちは。」とあいつをしてくれた子たちもいました。家内が「良かったね。手をふってくる生徒がいる学校に赴任して。」と言っていましたが、全くその通りだと思います。
 千門町の花もらいの子たちが、自宅に来て「校長先生のお家ですか?」と聞いたそうです。本当にめんごい子たちです。
23日、27日のボランティア活動                                            
 23日は全校生徒で、27日は有志でお祭り前後のゴミ拾いボランティアを行いました。24日の山形新聞に載りましたように、ゴミを捨てないように呼びかけるポスターをお店に貼ってくださいと生徒がお願いに行ってもいます。お店の方が快く貼ってくれましたと、依頼に行った愛修会の役員の子たちが喜んでいました。
 27日の有志ボランティアには、全校生徒の約半数、140名もの生徒が集まってくれました。ゴミ拾いをしている生徒たちの姿を見た地域の方々から、「ごくろうさま」などの温かい言葉をいただいてもいます。私にも、「校長先生自らゴミ拾いですか。ありがとうございます。」と言ってくださった方がおられました。6時半集合という朝早くにもかかわらず、またお祭りあけで疲れているにもかかわらず、たくさんの生徒が参加してくれたのがとてもうれしいと思います。寝坊して集合時刻に遅れてきた子たちもいましたが、「遅れた〜。」と言いながら、息を切らしながらかけつけていました。寝坊して今日のボランティアには参加しないと考えてもおかしくなかったでしょうが、「遅れても参加したかった。」という気持ちがあることを大事にしたいと思います。
 27日の朝、匿名の方から新庄中学校に電話がありました。
 「今朝は、本当にすばらしい光景を目にした。先生方と新庄中の生徒たちが、朝早くから路上のゴミ拾いをしてくれていた。感心して、うれしくて涙が出そうになった。こんなことを言うと先生方に笑われるかもしれないが、当たり前のことが当たり前にできない世の中になっている中で、今朝の生徒たちの姿は本当に感心させられた。なかなか難しい時代になっているが、ぜひ、こうした生徒の姿を大事にして育てていってほしい。生徒たちは、これからの世の中を担っていく大切な存在なので、今朝のような姿を見ると、本当に頼もしく感じる。こうして見ている地域のじいさんがいることを、ぜひ生徒たちに伝えて、うんと褒めて励まして欲しい。これから、まだまだ暑い日が続くので、生徒たちも先生方も、体に気をつけてがんばってほしい。くれぐれも、生徒たちによろしく伝えてほしい。」という内容でした。生徒にとっても教職員にとってもたいへん励みなる、ありがたい言葉だと思います。
 第21号〜2012/08/23〜
 夏休み最後の日(8月21日)、会議に出るために自転車で出かけたところ、道々で新庄中の生徒たちが「こんにちは」とあいさつをしてくれます。「おー、元気そうだな。」などと言いながら、とてもうれしい思いをしました。ぽっと心が明るくなる感じでした。
 また、夏休み中、部活をがんばっていた生徒たちですが、学校を使っていた吹奏楽部や柔道部の子たちが、工事のほこりで白くなった廊下の拭き掃除などをしてくれています。ありがたかったです。
 8月22日は、数名の欠席した生徒はいましたが、みんな元気に登校していました。生徒集会をみてもテストの様子をみても、落ち着いた雰囲気でスタートが切れた感じがします。集会で話をしたように、いい学校、楽しい学校をつくっていきたいと考えます。ご支援のほどよろしくお願いいたします。
全校集会での校長講話                                            
8月22日の全校集会で、おおむね以下のような話をしています。生徒たちは、顔をあげてしっかり聞いてくれました。

 おおきな怪我などがなく、みんな元気に登校してくれて、たいへんうれしく思っています。
 夏休み前の集会で紹介すべきだったのですが、玄関前に愛修会の人たちがスローガンを掲げてくれました。去年まで、新しいスローガンの看板が掲げられるたびに、「新中、がんばっているな。」と見ていたので、これもうれしく思いました。愛修会のみなさんに感謝します。 また、昨日の会議で、退職された高校の校長先生から「笹原先生、新中の生徒、表情もあいさつもとても良くなっている。今日はぜひそれを先生に伝えたかった。」ということを言っていただきました。新中のことを褒めてもらってとてもうれしく思いました。加えてこれも昨日のことですが、地域の方から「盆踊りの準備に、新中の生徒が進んで手伝ってくれた。褒めてやってほしい。」ということも聞きました。このように新中生のことを良く言っていただいて、本当にありがたいなと思います。
 さて、今日は、これから新庄中でこんなことをしたいということを二つと、ボランティアに関わって私の好きな話を一つします。
 新庄中でこれからやりたいと思っていることの一つ目は、授業を少しずつ変えていきたいということです。2年生、3年生は少し感じているかもしれませんが、4月から4人グループで学習したり、クラスによっては机をコの字型にしてお互いの顔を見ながら進める授業が増えています。創っていきたい授業は、お互いに助け合ったり支え合ったりする授業。わからないことがあれば、隣近所の人が教えてくれるそんな授業を多くしたいと考えています。先生が一方的に教える授業だけでなく、みんなが教えあったり助け合ったりすると、もっと授業がおもしろく、わかるようになると思うからです。
 やりたいことの二つ目ですが、「新中仕草」をつくっていきたいと思います。3年生にお願いしたいのですが、「新中仕草」として後輩に残したい仕草を一つつくって欲しい。2年生は来年3年生になったとき、仕草を一つ決めて残す。1年生は同じように3年生になったとき、仕草を一つ決めて残す。そういうことが続くと、先輩の思いが後輩につながっていくと考えます。
 ボランティアについてですが、新庄祭りの前後にゴミ拾い活動をするのは、とてもいいことだと思います。私は、朝散歩するときに、5、6年前からゴミ拾いをするようになりました。その頃から比べると、散歩しながらゴミを拾う人が増え、道路に落ちているゴミはずいぶん少なくなりました。それでも、一回の散歩で、20本ぐらいの吸い殻を拾います。
 好きな話を一つします。お釈迦様が生きていた頃のお話です。周利槃特(しゅりはんどく)という人がお弟子さんでいたそうです。この人は簡単なお経さえ覚えることができず、他のお弟子さんの足手まといになっていました。そのため、他のお弟子さんから「お前みたいなのは、とても修行はできない。出て行きなさい。」と言われてしまいます。追い出されて泣いているところを通りかかったのが、お釈迦様です。お経が覚えられない周利槃特に、「塵を払わん、垢を除かん」という言葉を唱えながら、修行の場のゴミを拾うように言いました。この周利槃特は毎日来る日も来る日もゴミ拾いをするうちに、お釈迦様の立派な弟子になったということです。
 私は自分はけっして頭もよくないし、力もないなと思っています。ただ、車の中からたばこをポンと捨てる人でなく、周利槃特のように、捨てられた吸い殻を拾う人になりたいなと思っています。
 いい学校を、楽しい新庄中学校を創っていきましょう。

※夏休み前の集会で「江戸仕草」について話をしました。相手を思いやる気持ちから生まれた「江戸仕草」であること、江戸時代の人は、見知らぬ人でも自分とつながっていると感じていたことなどを話しました。
   (傘をもったどうしがすれ違うとき、傘を傾けてしずくがかからないようにする「傘かしげ」)
 第20号〜2012/07/24〜
 7月17日で、T期の1学年PTA中心のあいさつ運動が終了しました。毎回多数の保護者の方に集まっていただき、本当にありがたく思っています。前にも書きましたが、学校に足を運んでいただき、生徒の様子、職員の様子を見ていただけることは、学校にとってとてもプラスになることだと考えています。夏休み以降も、何かとお忙しいかと思いますが、学校に足を運んでいただけるとありがたいです。どうかよろしくお願いいたします。
 さて、6月頃から、保護者の方に「校長先生、校長室通信見ていますよ。」と言っていただけるようになりました。これもたいへんうれしいことです。なお、校長という立場での「たより」なので、気づいていないことなども多々あるかと思います。保護者アンケートをとらせていただいておりますが、いただいたご意見を参考に学校を運営していきたいと考えます。どうかよろしくお願いいたします。
県大会壮行式あいさつ                                            
 7月19日(金)に行われた県大会壮行式で私が話をしようとした内容です。実際の話は、別の内容を付け加えたり、一部省略したりしていますが、生徒たちに伝えたかった内容は以下のとおりです。3年生が本当によくがんばり、部をまとめてくれたこと、たいへんうれしく思っています。
 
 練習を重ね、地区大会を勝ち進んだ選手のみなさん、県大会でも、自分のもてる力を精一杯出した試合をしてきてください。
 「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら(もしドラ)」の中に、主人公のみなみさんが「野球部とは何か」を考える場面が出てきます。考えて考えて、友だちなどから考えを聞くなどして得た結論が、「野球部のするべきことは、自分たちも含めてまわりの人たちに感動を与えること」でした。
 私は、県大会へ出場する選手のみなさんも、出場できなかったみなさんも、まわりの人に感動を与えてきたと思うのです。
 先日、地区大会の報告が各部長からなされましたが、各部ともどんな思いで練習してきたか、試合ではどうだったかを発表してくれました。聞いていて、たいへん感動しました。部長さんたちが話したことは、きっと2年生や1年生に伝わっていくことだと思います。
 試合では、言うまでもなくたくさんの人が感動したと思います。
 練習でも、例えばグランドで練習をやっている野球部、サッカー部、ソフト部。私は去年も一昨年も、その前も、グラントの脇を通るたびに、みんなやみんなの先輩が練習している姿をみて、「新中生、がんばっているな。」とか「あいさつすばらしいし、声がよく出ているな。」とずっと思ってきました。みんなが一生懸命やっている姿、それは、地域の人にも感動を与えるものだと思っています。胸を張って、試合をしてきてほしいと思っています。
 さて、県大会、一つ一つのプレーを大事にしてください。勝つとか負けるとか思う前に、一つ一つのプレーに全力を尽くしてほしいと思います。それが、試合をつくっていきます。健闘を期待します。
 第19号〜2012/07/13〜
 7月12日の山形新聞に「NIE(教育に新聞を)」の記事が載っています。山形県からはNIE実践校として新庄中など8校が選ばれたという内容の記事です。入学式や始業式でも話をしましたが、情報を集めたり分析したりする力を中学生のうちに身につけておくことは、大人になって物事を判断する際の基礎になると考えております。新聞から情報を取り出し、それをもとに考えるという授業を少しずつ取り入れてまいります。
 さて、「校長室通信No.18」で紹介しました、生徒たちの書いた「日本一の学校とは?」の続きを紹介させていただきます。前回載せることのできなかった2年生の書いたものと3年生が書いたものです。学年があがると、新中生として地域に貢献したいという内容が増えているのは心強いことです。地域に対する思い、地域を大事にしていこうという思いは、ずっと大切にしていきたいと思います。
日本一の学校とは?(part2)                                             
地域の方々や他の学校から見に来た先生方に、「日本一の学校だ」と言われるようになれば日本一の学校になれたと言えると思う。自分たちで目標として言っているだけなら、なれたのかもわからないし、近づいているかもわからないから、周りの声で気づけると思う。(2年男子)
日本一になるには、まず言葉使いを直さなければいけないと思います。先生や先輩にはていねいな言葉でも、仲の良い友だちにはつい乱暴な言葉を言ってしまう人がいると思います。「けんかするほど仲が良い」と言うけど、近くにいる友だちにこそやさしく接しなければいけないです。自分が他人にしたことは、いつか必ず自分に返ってくるということを頭の中に入れて生活すれば、日本一の学校になると思います。(2年女子)
私は、身だしなみとか生徒が問題を起こさないとかもあると思うけど、一人一人の思いやりや積極さなど、そういう内面も大切だと思います。毎回、「日本一」って言うけど、私は正直日本一の学校なんてどこにもないと思います。それぞれの学校に良いところがあって、外見や評判で日本一になってもうれしくないです。学校に順位がつけられるのもいやだし、それぞれ頑張って個性があって学校に行くのが楽しくて、自然に創られていくような、ねらいすぎてない学校が良いと思います。だから、一人一人が新庄中の仲間に協力すれば良いと思います。(2年女子)
日本一の学校とは、あいさつがしっかりできて、校訓でもある、品位がある学校だと思います。また、生徒全員が学校生活が楽しいと言える学校だと思います。学力やスポーツで一番にならなくても、私たちが新中の生徒だということを誇りに思えたら良いと思います(3年女子)
「日本一の学校」とは、学力やスポーツだけではなく、人から見えないものだと思います。例えば、相手を想う気持ち、人間性です。心から相手を想ったりしていくと人としてとても信頼されたりすると思うからです。「日本一の学校」にするためには、一人一人が小さいことから真面目に取り組めればいいと思います。(3年女子)
まず、「日本一」っていう基準が分からないし、多分基準はないし、服装違反や遅刻者がいないから「日本一」という訳ではないと思います。あいさつも同じように、ただするのではなく、感情をこめたり、笑顔でするというあいさつがいいと思います。だから、「ここまでできたらいいや」ではなく、「もっともっと」という一人ひとりの向上心がないとできないと思います。(3年男子)
あいさつのする人、思いやりがある人が全員になれば、「日本一の学校」に近づけると思います。毎年毎年、新中の「日本一の学校」づくりは、進化してよくなっています。これをさらに向上すると、「日本一の学校」になると思います。(3年男子)
○「日本一の学校」というのは、大会などで優秀な成績を収めることではなく、「学校生活が充実し、礼儀正しい学校」だと思います。身だしなみが整えられ、爽やかなあいさつをする。授業では、集中して学び考える。メリハリのある生活が生徒を礼儀正しく育てると思います。とにかく、何事もていねいにきちんとやることで、生活の乱れが改善され、さらにすばらしい学校になっていくのではないでしょうか。行事も「皆が一生懸命になり、本気で取り組む」ということが大切だと私は思います。新中は、日本一に近い学校になってきているのではないでしょうか。日本一になるには、生活の時間の乱れを改善していかなければならないと思います。(3年女子)
日本一というと学力とか部活の面もありますが、私はそれだけではないと思います。あいさつがしっかりできて、地域に認められる、そういった面での日本一の学校を目指します。スローガンに「元気を発信」とありますが、地域の人や家の人に向けてだととらえています。新中には運動会や合唱祭などの様々な行事がありますが、そういう行事は、私たちの元気な姿を見てもらう良い機会になっているのではないでしょうか。また、そのような大きな行事以外でも、新中生の活躍を認めてもらえるように、普段から明るいあいさつで地域とかかわり、積極的に学習する新中を目指していこうと思います。(3年女子)
「日本一の学校」は、「スポーツが日本一」「学力が日本一」ということがありますが、スポーツや学力では「日本一」になることは難しいです。でも、小さな「日本一の学校」でも、「日本一」は「日本一」です。例えば、清掃が「日本一」、あいさつが「日本一」。礼儀正しい「日本一」ということなら、できるかもしれない。だから、小さなことでも一生懸命になれる。それが「日本一の学校」だと思います。(3年男子)
私が中学1年の時に入ってきてから、今までの中で、けっこう日本一の学校に近づいてきていると思っています。なかでも、服装、髪型などは、生活委員を中心として厳しくチェックをして、一人でも少なくなるようにがんばっています。自分がそれ以外で日本一の学校になるために心がけているのは、周りの人に、できだけ忘れずに「あいさつ」をすることです。朝、校長先生や教頭先生が校門の前に立っている時は、必ずあいさつをするように心がけています。小さいことから気をつけていけるように、これからもがんばっていきたいと思います。(3年女子)
その学校を卒業した時に「日本一の学校」だったと思えたら、日本一の学校なんだと思います。また、全校生がこの学校は日本一だと思えたとき、日本一の学校になったということだと思います。具体的な手だてはうまく言えませんが、あいさつや服装、地域との輪、当たり前のことを当たり前にこなし、その上、活動が活発で、誰かのために動ける生徒などを増やす活動をすればいいと思います。(3年女子)

  
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